マークⅦ 大復活祭り! アルト/テナーの2本同時進行でお届けします。
えー、なんやかんやで、約2年ぶり?くらいの更新となりました。
いや、事業はちゃんとやってますよ。
ただ、このブログの更新って、結構気合が必要になるんですよね。
どうすれば伝わるか、結構考えながらするもんですから。
まあ(;´Д`A、言い訳はこのくらいにして、今回ご紹介したいお仕事をご覧いただきたいと思います。
楽器は言わずと知れたセルマーの名機、マークⅦのアルトとテナーの2本です。
こちらの楽器、とある関東の有名私立高校の学校の楽器で、楽器に限界を感じつつも、新しい楽器を買うほどの予算もなく、
さりとて、この名機を満足いく音で使わせるにも、生徒はキレイな楽器でないと使いたがらない。
さて、どうしようかと考えてネットポチポチでこちらにたどり着いたご様子。
多少修理代が高くても、買うより安いでしょう。んで、しっかり修理すれば、コンディションも良くなってまた長く使える。
いろいろお考えの上でご相談を頂き、ご依頼と相成りました。
なんでも買い替えればいいでしょ、という時代はとうに終わり、今ある資産をどう活用するか、そのモデルケースの一つになるかと思いますので、これを見て何かを感じられた方、楽器の活かし方の一つのご参考にして頂けると嬉しいです。
さて、もとの状態はこうでした。指貝なんかもクッタクタです。

とりあえず分解してラッカー剥離して、この状態。
テナーも同様にしてあります。

そして、各部ヘコを修正した後、キズ修正に入ります。
まずは軽く均してみると、キズの深いところが明るみになってきます。
まずはこれが少なくなるまで修正です。
どうやって修正してるかというと・・・・

これです。
炭!
擦り上がりの面もキメ細かく、フラットに削れるので重宝します。
これで荒キズをとって磨きます。
あ、ストラップリングはダメになってるんで外してます。

これで磨き直すと、こうなります。
いい感じになりましたね(´▽`*)
他の部分も同様に、いろいろやって仕上げていきます。
なんて説明すればいいのかわかりませんが、大変です。
ストラップリングは新品に交換しております。

ベル回りも綺麗にしていきます。
アルトもテナーも同様です。


こういう入り組んだところって、磨きの作業で気を遣うところなんですよね。
ちなみに磨きで仕上げまでは、2~3工程くらい踏んで持っていきます。
深夜に余計な作業が入らない状態の時にこうした作業をしてますが、禅の修行をしているような気になってきます。
まあ、禅の修行はやったことはないんですがね。(高田純次風)



アルト・テナー両方並べました。
パッと見、だいぶきれいになったかと思います。
これをキイにも同様にやっていきます。
これがパーツ点数も多いので、なかなか精神が削られるんですよ(´;ω;`)


ということで、ここまででラッカー工場に向かう前の下準備を終えて、作業を終えました。
久々のアップなんで、また繰り返し申し上げますが、
ラッカーをかけるだけ、メッキをかけるだけではキレイにはなりません。
下地作りが全てを決めます。
次回はここまでやった楽器が、ラッカー仕上から戻って組み上がるとどうなるのかをお知らせします。
ということで、次回をお楽しみに。
記事のシェア・拡散はご自由に。
ではまた(´・ω・`)/~~
いや、事業はちゃんとやってますよ。
ただ、このブログの更新って、結構気合が必要になるんですよね。
どうすれば伝わるか、結構考えながらするもんですから。
まあ(;´Д`A、言い訳はこのくらいにして、今回ご紹介したいお仕事をご覧いただきたいと思います。
楽器は言わずと知れたセルマーの名機、マークⅦのアルトとテナーの2本です。
こちらの楽器、とある関東の有名私立高校の学校の楽器で、楽器に限界を感じつつも、新しい楽器を買うほどの予算もなく、
さりとて、この名機を満足いく音で使わせるにも、生徒はキレイな楽器でないと使いたがらない。
さて、どうしようかと考えてネットポチポチでこちらにたどり着いたご様子。
多少修理代が高くても、買うより安いでしょう。んで、しっかり修理すれば、コンディションも良くなってまた長く使える。
いろいろお考えの上でご相談を頂き、ご依頼と相成りました。
なんでも買い替えればいいでしょ、という時代はとうに終わり、今ある資産をどう活用するか、そのモデルケースの一つになるかと思いますので、これを見て何かを感じられた方、楽器の活かし方の一つのご参考にして頂けると嬉しいです。
さて、もとの状態はこうでした。指貝なんかもクッタクタです。

とりあえず分解してラッカー剥離して、この状態。
テナーも同様にしてあります。

そして、各部ヘコを修正した後、キズ修正に入ります。
まずは軽く均してみると、キズの深いところが明るみになってきます。
まずはこれが少なくなるまで修正です。
どうやって修正してるかというと・・・・

これです。
炭!
擦り上がりの面もキメ細かく、フラットに削れるので重宝します。
これで荒キズをとって磨きます。
あ、ストラップリングはダメになってるんで外してます。

これで磨き直すと、こうなります。
いい感じになりましたね(´▽`*)
他の部分も同様に、いろいろやって仕上げていきます。
なんて説明すればいいのかわかりませんが、大変です。
ストラップリングは新品に交換しております。

ベル回りも綺麗にしていきます。
アルトもテナーも同様です。


こういう入り組んだところって、磨きの作業で気を遣うところなんですよね。
ちなみに磨きで仕上げまでは、2~3工程くらい踏んで持っていきます。
深夜に余計な作業が入らない状態の時にこうした作業をしてますが、禅の修行をしているような気になってきます。
まあ、禅の修行はやったことはないんですがね。(高田純次風)



アルト・テナー両方並べました。
パッと見、だいぶきれいになったかと思います。
これをキイにも同様にやっていきます。
これがパーツ点数も多いので、なかなか精神が削られるんですよ(´;ω;`)


ということで、ここまででラッカー工場に向かう前の下準備を終えて、作業を終えました。
久々のアップなんで、また繰り返し申し上げますが、
ラッカーをかけるだけ、メッキをかけるだけではキレイにはなりません。
下地作りが全てを決めます。
次回はここまでやった楽器が、ラッカー仕上から戻って組み上がるとどうなるのかをお知らせします。
ということで、次回をお楽しみに。
記事のシェア・拡散はご自由に。
ではまた(´・ω・`)/~~
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