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バリトンサックスオーバーホール ~セルマーSA80Ⅱ編~ その1

ずいぶんと更新をサボってしまいました。

約1ヶ月ほど前にやった修理を今頃載せています。ついつい忙しいということを理由にしてしまいますが、今後もう少し早い更新を心がけていこうと思います。
皆様見捨てずに、またご覧になってください。

えー、そんなことで(どんなこと?)バリトンサックスオーバーホールです。
今回の修理は、今まで何度も他で修理をしてきたけど、なかなか良くならないとのことで、当工房に修理依頼が入りました。

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全体を見ると、結構管体はボコボコしています。(写真では分かりづらいですが。)
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Highキイには音孔の歪みも発生していました。音が出にくかったのは、この辺の原因にも起因しています。
どうやら過去には楽器を倒していて、4番管の曲りが発生していたことがあったようです。
20130817_135505.jpg

ネックもポコポコ凹んでいます。一緒に修正します。
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ケースハンドルもボロくて持つときに手に食い込みます。ここは新品に交換します。
20130817_135144.jpg

まずは、大まかなキイ曲りなどを修正してから、サクサク分解していきます。ベルや4番管も全て分解です。
まずはこの時点でヘコの修正をしていきます。
ちなみに作業中の写真はありません。作業をしているときに自分を写せないんで(σ゚ェ゚)σ
20130821_084847.jpg

このキイは魚眼レンズで撮ったのではありません。キイが歪んでいるのです。
バラしてみて初めて気が付くこともあったりします。
問題は発見した時点で解決していきます。やることが多くなってくると、忘れてしまいかねないので、その都度修正していくことが自分の作業手順では多いかな?と思います。
20130821_104835.jpg

タンポも分解していきます。カップの内面も綺麗にクリーニングします。ここが綺麗に仕上げるためのキモの部分です。
20130823_162012.jpg

あとはキイコルクも全て取り除いて、キイの洗浄に入ります。
キイの洗浄は全タンポ交換の時だけできる作業です。汚れが取れると気持ち(・∀・)イイ!!です。



今日の記事はここまでです。
また近々更新致します。(`・ω・´)ゞビシッ!!
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ビドリ!

こんにちは(゜▽゜)/ 先日はFBからお世話になりました。


昨年までは秋吹で40年近く在団しましたが団退職後(笑)は秋田クラリネットオーケストラ <クラルテ>と申します20人ほどのクラ吹きクワイヤで演奏楽しんでます。


ご存知でしょうがクラは気候や吹奏時間の長さで木部と金属部分の膨張や捩りなどのビドリで原因不明の目に見えない故障がたまにあります。

私のYAMAHAリフォームべ-ムもキーの少しの研摩で助かった事ありました。


同僚のYAMAHAイデアルも音は素晴らしいですがビドリ発生が練習が長い本番前に同様の事がありました。


ちなみに私のYAMAHA、クランポンR13は 上管はパッドは全てコルクに交換してからはNeckが良く鳴り、トラブルフリーです。

米国ミリタリーバンドは気候に対応するに結構行ってるようです♪


佐藤様、仕事中失礼いたしました☆


No title

マイスターフォーク 様

投稿ありがとうございます。
当工房に先日クラリネットプレイヤーさんがいらしてBb・A2種類のクラリネットを調整されていきましたが、とても喜ばれておりました。
ご本人が気づかれない症状も、発見されて快調になることもあるかもしれません。
ぜひ、お時間ができましたら、ご来店してみてください。

お待ちしております(^^)
プロフィール

klangbrass

Author:klangbrass
管楽器専門店・修理工房Klangへようこそ!
当方は秋田県秋田市で管楽器修理工房をしております。
難しいと思われていたキイの再生などが得意です。
金管・木管問わず修理を受け付けていますのでご連絡ください。
打楽器修理(ティンパニ修理等)も致しております。

HPアドレスhttps://www.klangbrass.net
下記のリンクの欄からご覧ください。
工房の場所や情報、また中古楽器情報も掲載しています。

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