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スライディングベルで遊んでみよう! これがホントの大人の玩具(笑)

本日秋田は本格的に雪が降り始めました。
そんな中、記事にするネタは、夏真っ盛りにやった修理の記録。

季節も何も関係なくなっておりますが、さっそく記憶をたどって記事を書きますo(`・д・´)o

お客様は月1~2回のペースでご来店されるお得意様。
今回の改造のベースの楽器は、ずっと眠っていたヤマハの8335HSです。ゼノのベースとなったモデルでしょうか?
つくりのしっかりしたモデルで重厚な音が魅力的な楽器です。

この度ヤマハのMLのレッドブラスラッカーベルをオークションにて入手し、この楽器にベルを付け替えて遊べるようにしたい(*>∀<)!
とのご要望を賜り、元のベルと赤ベルとを付け替えられるように改造するというミッションを遂行することになりました。
必要なパーツを仕入れて、いざ実行です!!

まずはベルを外して管体を洗浄します。
ちなみに、今回はメッキ無しのオーバーホール作業も混みでやらせてもらっています。
(キャップ類だけは、メッキを一部分だけ変更するというオーダーもありました。)






スライディングのパーツをつけられるように、寸法を測ってカットします。
IMG_20170629_170303.jpg



こんな感じに組付けます。
まずは元のベル。
IMG_20170629_183041.jpg


続いて赤ベルのほう。
ラッカーなんで、慎重に、コゲないように・・・
うまくいきました。(・∀・)ウン!!
IMG_20170630_172544.jpg


ここも綺麗にできましたね。ε-(´∀`*)ホッ
IMG_20170630_172555.jpg


さて、このままではマウスパイプに支柱がないので、強化を図るためにマウスパイプ用の支柱をワンオフで制作します。
こんな感じです。
IMG_20170701_121045.jpg


寸法ピッタリです!!
よし。これで仕上げます。
IMG_20170701_121130.jpg



磨き上げました。
これで支柱はシルバーに、キャップ類はピンクGPにするためメッキ屋さんへと旅立ちます。
ブーン(((⊂( ・ω・)⊃
IMG_20170701_153540.jpg


あとはメッキが戻ってきたら、半田でつけて細かい部分を仕上げなおして完成です!(*'∀'人)ワォ☆
消耗部品もすべて入れ替えて、オーバーホールも完了です。
IMG_20170704_155201.jpg
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思った以上に違和感なく仕上がりました。
太い支柱なんで、強度もバッチリですv(。・ω・。)ィェィ♪






ということで、完成写真です。
どうぞご覧ください♪(っ'ω')っ))
IMG_20170704_155710.jpg
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この修理が終わってから、ずっと眠っていた楽器がいよいよ日の目を見ることとなりました。
それどころか、あまりに吹いてて楽しい楽器になったそうで、このお客様の数あるラッパコレクションの中で、
ビックバンドなどの使用でメインを張る楽器に生まれ変わりました!

支柱の位置などが変わったこともあってか、オリジナルのベルをつけても、以前の楽器と別物になって、鳴る鳴る(^^♪とお悦びでした。

新しい魅力を再発見されて、復活を果たした楽器。
こういうのはホント修理屋冥利に尽きますね(^Д^)

ご依頼ありがとうございますm(_ _)m



次もまた違ったネタをご覧に入れたいと思います。

ではまた(*´∀`*)ノ″バイバイ
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いよいよ来ました! 大人のシャンパン オーボエ編  ~上州よりの使者~

夏から秋にかけて、とてもメッキ再生のお仕事が多く、今現在も再生関係のご依頼を全国各地から頂いております。
このような何の地位も名声もない修理屋に、これほど色々なところからご依頼を頂けるのは、大変有難いです。

さて、これも数カ月前のお仕事になりますが、この度のご依頼ははるばる群馬から。
自分も長いこと群馬の職場でお世話になっていましたが、そこにいたときに知りえなかったお客様と、こうしてネットというものを通じてやり取りをして、そして遠く秋田というところまでご依頼を頂くということに、時代の変化を感じてしまったり致します。

今回の修理品は、マリゴ901。
言わずと知れた、オーボエのド定番です。
過去にもマリゴのオーボエは、こんな修理をしたりしております。
http://klangbrass.blog.fc2.com/blog-entry-52.html
http://klangbrass.blog.fc2.com/blog-entry-53.html
http://klangbrass.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

今回の修理では、長年の使用によるキイの腐食の再生と、うちのクラリネットの記事をみて頂いてこれにしようと決めて頂いた、
シャンパンゴールドのメッキへの色の変更が依頼内容です。

当然ながら、この修理は全タンポ交換のオーバーホールが前提となります。
いつものことながら、気合が入ります。
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ご覧の通りで、結構気合の入った状態です。
ここからどのように変化していくか、順を追っていきましょう。

まずは全部分解です。
この時に今後修正していく部分のアタリをつけていきながら分解していきます。
IMG_20170714_140344.jpg

そして、全体のメッキの痛みも激しかったので、銀メッキの剥離をします。
下請け業者さんから、メッキが戻ってきた姿です。
IMG_20170722_095659.jpg

この状態でも面の荒れ方が大きいのが良くわかります。
後程修正です。
IMG_20170725_164739.jpg


さて、分かりやすいキイの再生を、ご覧に入れます。
面ガタが大きかった、F#のキイですね。
最初はこんな状態です。
これを。。。。。。
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こうして。。。。。。
IMG_20170725_205829.jpg






こうなります。
途中作業の写真を写せなくて端折ったところはありますが、まあ、こんな感じでキレイになっていきます。
IMG_20170725_211121.jpg

んで、全てのキイが綺麗になったら、晴れてメッキへと旅立ちます。
戻ってきたときのキイポストは全てこんな風に順番に鈴なりになっております。
IMG_20170805_163244.jpg
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これを1個1個組んで行って、管体の方を完成させます。
IMG_20170808_185949.jpg

そして、キイを仮組みします。
この時点で組み付け具合と、キイのストレスチェックをします。
まだバネとタンポは入っていません。
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バネを長さで切って、加工して、、、、、
IMG_20170810_175855.jpg

バネを組んでいきます。
オーボエはクラリネットなどに比べてバネの数も多いです。
ちなみに夜中にこのバネ打ちの作業をしていたら、カミさんから「寝れないんじゃ( ゚Д゚)ゴルァ!!」と御叱りを受けました。
奥様は神様なので、この日はおとなしく作業をやめました。'`ィ(´∀`∩
IMG_20170810_182548.jpg

そうそう、面荒れが大きかった右手E♭キイもこの通り綺麗になりましたよイェ──ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ──ィ
IMG_20170810_182728.jpg

あとはただのオーバーホールです。
タンポ調整して、バランスとって、完成です。

ここからは綺麗になった写真をご覧ください。
IMG_20170830_085601.jpg
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同じ楽器なのにこうしてお肌を整えてメイクをしてあげると、まったく違う表情を見せてくれます。
木管楽器のメッキ修理はどこか女性的なものを感じてしまいます(〃▽〃)ポッ
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完成して発送致しました。
大仕事でやや大変でしたが、完成の形を見て報われた感じがしました。

ちなみに今回シャンパンゴールドで仕上げましたが、過去に24Kゴールドプレートで仕上げたこともあります。
この時の楽器はラウビンでした。
参考にラウビンの24Kゴールド仕上げも写真を載せておきます。
IMG_0050.jpg
IMG_0051.jpg

これまたゴージャスでいいですね(^▽^*)
仕上げにはお好みがいろいろあると思いますが、このようにシャンパン・24K、また、ピンクやグリーン、通常のシルバーから黒光りまで、様々な仕上げをご提供出来ます。
最近ではクラリネットにピンクのポスト・リングとキイのシャンパンというコンビもやりました。

金額さえ許されれば、プラチナという仕上げも変化が無く綺麗な仕上がりをずっと保てるのでお勧めです。
音はとっても重厚になりそうですが(´▽`*)

そんなことで、今回はオーボエ修理シャンパンゴールド編をお送りしました。

また新しい記事を作ったら、ご提供致します。


ではまた(^^)/~~~
プロフィール

klangbrass

Author:klangbrass
管楽器修理工房Klangへようこそ!
当方は秋田県秋田市で管楽器修理工房をしております。
難しいと思われていたキイの再生などが得意です。
金管・木管問わず修理を受け付けていますのでご連絡ください。
打楽器修理(ティンパニ修理等)も致しております。

HPアドレスhttps://www.klangbrass.net
下記のリンクの欄からご覧ください。
工房の場所や情報、また中古楽器情報も掲載しています。

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