fc2ブログ

ソプラノサックス ゴールドプレート改造計画 写真多め(´▽`*) 

ブログ読者の皆様、あけまして☆★おめでとぅ♪(祝'3`d)★☆ございます。

というにはあまりに時間がたってしまいましたが。。。(;´・ω・)

さて、新春1発目の記事は、正月らしくおめでたい、金ピカの楽器を載せてみようと思います。
そう、ラッカーの楽器をゴールドプレートにリメイクするという内容です(^ω^)

楽器はセルマーのソプラノサックスSerieⅢ。
SerieⅢが発売されて間もなく買われた、年代的には20年程経過したものです。
20161003_131244.jpg
20161003_131250.jpg
20161003_131309.jpg
さすが20年近く一生懸命使われた楽器です。
指の当たる部分を中心に、ラッカー剥がれや、金属の摩耗などが発生しています。
こんな感じの荒れた面ですが、どのように綺麗に変化していくか、ご覧ください。


まずは分解です。
ネジ類全て、セルマーのガタ修正(?)機構のパーツも全て外して洗浄します。
今回メッキ作業になるので、指貝も全部外します。
20161003_131715.jpg
20161003_131545.jpg


そしてラッカー剥離です。
管体もキイも、キレイサッパリはがします。
20161019_111341.jpg
20161019_111407.jpg


各部品1個1個、全て磨きをかけていきます。
キズや面荒れがあるところは、磨き前に修正したうえで、磨きます。

順番で行くと、面加工・キズ修正⇒下磨き⇒仕上げ磨き⇒ここで不良個所がまた新たに見えた場合は最初に戻る

といった感じです。
ひたすら地味です。
20161024_105634.jpg
20161026_120722.jpg
20161026_120737.jpg
20161026_121909.jpg
20161026_121927.jpg
20161026_121935.jpg
管体は事前に細かいヘコ修正や、キズ修正もして、磨きをかけていきます。
単体はキイポストまわりなど、バフが届かない場所が多いので、一つ一つを手磨きで仕上げます。

これまた地味な作業です。(*´-д-)フゥ-3

これでメッキに出します。メッキ戻りまで、しばらく時間が経ちました。

そして


いよいよ


メッキが戻ってきました!!



キタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!

美しい。。。(*´д`*)ハァハァ・・
20161107_111224.jpg
20161107_111243.jpg
20161107_111253.jpg
20161107_111304.jpg
20161107_105222.jpg
20161107_105250.jpg
20161107_104544.jpg



あとは普通のオーバーホール作業です。
バネ入れて、コルク貼って、フェルト貼って、タンポ入れて、調整して、、、

内容としては、以前の記事とカブってしまうので、敢えてここでは特別取り上げることはしませんが、
ちゃんとした開きをとること、キイの重さのバランスをちゃんととること、タンポ合わせたときに、隙間ができないこと、
その他いろいろありますが、楽器として普通の状態を作っていきます。←\_( ゚ロ゚)ここ重要
20161125_155718.jpg



そんで、新しい指貝入れて完成です!
ここからは、コーヒーでも飲みながら、じっくり写真を眺めて下さい。どうぞ( *´▽`)_旦~
20161126_112337.jpg
20161126_112349.jpg
20161126_112250.jpg
20161126_112239.jpg
20161126_112315.jpg
20161126_112516.jpg
20161126_112435.jpg
20161126_112410.jpg
20161126_112422.jpg
20161126_112720.jpg

いかがですか(o'ω'o)?
新品と言われても遜色のない感じに仕上がりました。
見た目もそうですが、なんといっても音です!
ゴールドプレートにすることでハリのある、粘り強い音になりました。
楽器自体も長年吹かれて、管体がこなれてきたところにメッキをかけたのも、功を奏したかもしれません。

仕上がりの連絡を入れたら、お客様はその日の仕事を早々に片づけて、
会社を早退して駆けつけて下さいました(*'∀'人)☆
こういうドキドキ感、いくつになっても持ちたいですよね(´▽`*)

持ち帰られてから、しばらくしてまた来店されましたが、長年思い続けてきたことが叶って良かったと、
大変有難いコメントを頂きました。その感想をいただけて、またしばらく生きていけそうです。

また今後もより一層精進致します。


そんなことで、今回はメッキ改造大作戦をお送りしました。
今回はゴールドプレートで仕上げましたが、ご希望があればピンクゴールドでも仕上げることが可能です。
しかもピンクでも追加料金はありません。

また、こうしたGPメッキは、テナーサックスまでの大きさで出来ることは、確認できております。

長年使った楽器だけど、しっかり手を入れてまた使いたい、
ゴールドの楽器を買いたいけど、値段が現実的じゃない、

などのお悩みをお持ちの方、
その悩み、Klangまで相談して頂ければ解決するかもしれません。

新品GPの半額以下で、新品よりもいい状態にできるかと思います。

もちろん、以前の記事のように、管体だけ別の色にするなどのこともできますので、
気になりましたら、修理担当のヒゲメガネまでご連絡下さいm(_ _)m

それでは、新春一発目の記事でした。

ではまた(^^)/~~~
スポンサーサイト



プロフィール

klangbrass

Author:klangbrass
管楽器専門店・修理工房Klangへようこそ!
当方は秋田県秋田市で管楽器修理工房をしております。
難しいと思われていたキイの再生などが得意です。
金管・木管問わず修理を受け付けていますのでご連絡ください。
打楽器修理(ティンパニ修理等)も致しております。

HPアドレスhttps://www.klangbrass.net
下記のリンクの欄からご覧ください。
工房の場所や情報、また中古楽器情報も掲載しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR