フルート中古再生 その2
しばらく中古再生のフルートをほったらかしていましたが、ようやく取り掛かることができるようになりました。
磨きや部分メッキはもうできているので、まずは全体のコーティングから始めます。


上2つの写真を良く見ると白いものが塗られているのが確認できると思いますが、これをこの後洗い流すと保護膜が残って、銀の光が一層増すようになります。磨きが込みになるオーバーホールではとても重要な作業です。
その後の作業で傷が入らないように保護テープを貼ります。ここからいよいよキイとタンポの調整になります。

ところで、この楽器に採用するタンポですが、変化が少なく面が良質な、イタリア製ピゾーニのHTパッドを採用します。
このピゾーニというメーカーは、世界各社の木管楽器のパッドを製造しているメーカーですが、その中でもこのHTというタンポはまだ商品として新しく、採用しているブランドは少ないようです。

ご覧の通りにとてもきれいな形をしていて角も面もくっきりしています。それだけに調整にまったく誤魔化しが効かず、かなりシビアな調整が要求されます。でも調整ができたときのタッチ感は絶妙で、スラーでの音の転がり方などは絶品です。また、音の立ち上がりも早いので、吹いた時の爽快感もまた格別です。バネのセッティングも少し弱めにして、早いパッセージをしやすくなるように整えていきます。

このあとのタンポ合わせの作業は地味すぎてネタになりません(笑)
紙を入れて隙間を見て、また紙を入れて、、、、。。。。。
フルートの調整とはそういうものです。このタンポの調整に特殊な作業など何もないのです。(ほかの作業もそうですが。)
当たり前の状態を作る大変さが、ここにはあります。

次回の記事で完成の姿をお披露目できます。ご興味のある方、見てやってください。
それではまた。
磨きや部分メッキはもうできているので、まずは全体のコーティングから始めます。


上2つの写真を良く見ると白いものが塗られているのが確認できると思いますが、これをこの後洗い流すと保護膜が残って、銀の光が一層増すようになります。磨きが込みになるオーバーホールではとても重要な作業です。
その後の作業で傷が入らないように保護テープを貼ります。ここからいよいよキイとタンポの調整になります。

ところで、この楽器に採用するタンポですが、変化が少なく面が良質な、イタリア製ピゾーニのHTパッドを採用します。
このピゾーニというメーカーは、世界各社の木管楽器のパッドを製造しているメーカーですが、その中でもこのHTというタンポはまだ商品として新しく、採用しているブランドは少ないようです。

ご覧の通りにとてもきれいな形をしていて角も面もくっきりしています。それだけに調整にまったく誤魔化しが効かず、かなりシビアな調整が要求されます。でも調整ができたときのタッチ感は絶妙で、スラーでの音の転がり方などは絶品です。また、音の立ち上がりも早いので、吹いた時の爽快感もまた格別です。バネのセッティングも少し弱めにして、早いパッセージをしやすくなるように整えていきます。

このあとのタンポ合わせの作業は地味すぎてネタになりません(笑)
紙を入れて隙間を見て、また紙を入れて、、、、。。。。。
フルートの調整とはそういうものです。このタンポの調整に特殊な作業など何もないのです。(ほかの作業もそうですが。)
当たり前の状態を作る大変さが、ここにはあります。

次回の記事で完成の姿をお披露目できます。ご興味のある方、見てやってください。
それではまた。
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