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アルトサックス フルピンクGP大作戦  その修理、あきらめないで!

はい、御無沙汰しております(;´Д`A

久々の更新です。

今回もサックスの記事でお送りします。

これも随分前にご依頼いただいた修理でした。
機種はセルマーのSA80Ⅱ。

ご依頼の方は遥々東京から、わざわざウチをめがけてお問い合わせ頂きました。
長らく自分の母校に楽器を貸し出していたのですが、貸していた楽器が戻って来たらボコボコになって帰ってきた。
修理をされた跡もあるが、その修理の痕跡が気になるし、直りきっていないところもある。
楽器を買い替える気もないし、どうせきちんと直すなら、いっそメッキまで変えて新規一転でこの楽器と新たに過ごしていこうと、
当方にその作業の全てを委ねて頂きました。
誠に有難いことです。


とは言うものの、これはなかなかキビシイ状況です。
キズも多いし、細かなヘコも無数にあり、ヘコ出しをした跡も綺麗にしなければいけない、ガードの下もヘコが残っている、、、、等々、やることが多いです。

でもご期待に応えるため、やります!!

しかしキビシイ。彫刻も落ちてしまうかもしれません。。。
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このガードのあたりのヘコがまた厄介です。
まあ、頑張るしかありません。


しかし、ネックはキレイです。
色合いからして、昔販売されていた、ゴールドブラス材のネックではないでしょうか?
なかなかのレアものです。
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では、再生に取り掛かって参ります。
まずはラッカーを剥離して、ヘコを修正して、表面を慣らし、更に面を整える加工をしていきます。
また、面のキズも修正していきます。
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彫刻も極力削らずに修正できるよう、慎重に修正していきます。
ゆっくりじっくり。

あと、写真にはありませんが、キイもここで修正していきます。
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そしてメッキが上がってきました。
毎回メッキが上がってきたあとの姿は萌えます。
(;´Д`)ハァハァ (*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア//ア!!
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ベル2番管のヘコ直しの跡の修正もまずまずうまくいきました。
ガードのところも綺麗になりました。
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そして、懸念されていた彫刻も最小限の削りで修正できました。
せっかくの彫刻なので、残せたのは良かったです。ε-(´∀`*)ホッ
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あとは普通のオーバーホール作業です。
コルク張って、タンポ入れて調整して。。。。
詳しい内容は過去記事をご参照下さいm(_ _)m

では仕上がりの写真をドゥゾ♪(っ'ω')っ))
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いかがでしょうか(o'ω'o)?
正直修理代は安くはありません。
新品の楽器を買うのに近いくらいの金額はかかります。

まあ、それでもGPの楽器を新品で買うことのを考えれば、半額以下で出来るので、いつかGP/ピンクGPの楽器が欲しいと思っていた方にはお勧めできる修理です。

ご希望がある方は、是非ご相談下さい。
ただし、ご依頼いただく場合は納期に余裕を頂きたいです。
(今現在も、通常のオーバーホールを2か月待ち程でやっております。)

預けて頂く場合はゆっくり使わない期間があるときにお預けいただけると有難いです。

そんなことで、久々のフルメッキ修理の記事でした。

今後は写真のアップが早くできる方法を見つけたので、もう少し早めに記事を作るよう頑張ります。
(p`・ω・´q)

ではまた(*´∀`*)ノ″バイバイ
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SENZOをよりゴージャスに! フルコパープレート仕上げ お見せします!!

なんだかんだでしばらく忙しさにかまけてたら、なんと半年近くも更新していないことがわかりました。

そんな今年の半期もいろいろありました。

特に、西日本の方々は地震に大雨、そして洪水と、大きな被害を受け、今まさに復興を目指し地域一体となって取り組まれていることと存じます。
心よりお見舞い申し上げます。

今回の記事に登場する楽器の持ち主の方は、広島は呉にお住まいのサックス教室の先生で、去年の夏前にご依頼を頂いて作業をさせていただきました。ちょうど1年ほど前のことです。
今頃になってこうして記事にしているので、今年の仕事のようですが、実は去年の仕事です。
まとめるの遅くてスイマセン(;´Д`A

ともあれ、西日本の大雨で去年のこの楽器の持ち主のことを思い出し、記事を作ってみようと思いました。

西日本の復興を祈りつつ、丁寧に思い出しながら記事を作っていこうと思います。

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このアルトのモデルはビュッフェクランポン・Senzo。
管体の材質に銅割合の非常に高い材料を採用し、さらにその上に銅メッキを掛けて仕上げた、非常に重厚な吹奏感が持ち味の、ややクラシカルな方向性をもった楽器ではないかと、自分的には感じております。

仕上げはラッカー仕上げとなっており、ツートーンの色合いがまた印象的な楽器でありますが、
施主様が「もっと重厚な感じにしたいので、オーバーホールついでにキイの方も全てコパープレート(銅メッキ)にしたい!」
と求められたので、では折角なのでご要望にお応えしましょう!と取り組みました。


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まずはいつも通り全てをバラバラに分解して、キイのコンディションなどを確認してタンポ・キイコルクを外していきます。


管体の方は、今回はそのままなので、音孔処理とメンテナンスだけで、バネもそのまま使用していきます。


キイは生地の状態を作るため剥離に回します。

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ラッカーの剥離を済ませた状態です。
ここからキイに一個一個磨きをかけていきます。






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ところで、このHighDキイに関しては施主様からご要望があり、キイの高さ調整のアジャスト機構が壊れてしまっていたこともあり、なおかつアジャストを使ってもなお高さが足りないということから、ここをもっと高くして使えるように改造して欲しいということも一緒に要望を賜っておりましたので、そのように作り直しました。

これでようやく厚盛りコルクから解放されましたね(^ω^)

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また、サムレストに関しても、デフォルトでは割とショボめのプラスチックサムレストのため、音響的な効果も考えて金属製で作ることを提案いたしまして、快諾頂いたためこちらも製作いたしました。
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ということで、キイを磨いてメッキに旅立ち、メッキから帰って来たら今度はその足ですぐラッカーの工房へと出荷します。
磨きに関しては過去の記事で何度か取り上げておりますので、ご参考下さい。
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パーツの点数多いから大変なんすよ。いや、マジで。




んで、ラッカーから戻ってきたキイなどに、コルクやタンポをインストールしていきます。
一個一個確かめながら。
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そうそう、さっきのHighDキイもこんな感じに仕上がりました。
最初からこうだった、と言われればそうとしか見えない感じに仕上がっております。
ビバ!メッキ修理!!

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ここからはあとは普通のオーバーホール作業です。
このクランポンのセンゾもそうですし、過去に触らせてもらったクランポンの楽器もそうでしたが、とにかくデフォルトの音孔の処理があまりよろしくないです。(。-`ω´-)ンー

なので、最初にやっていた管体メンテの作業の中の、音孔処理をやった効果はバツグンにあります。

単純にタンポがきちんと合う、ということが、ものすごく効果を体験できるというのは、サックスという楽器の修理効果を引き出す上で、とても重要なことですね。
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ということで組みあがりました。
管体とのマッチングも完璧です。
最初からこういう楽器だったような違和感の無さです。

キイの黒貝との相性もバツグンですね。(d゚ω゚d)オゥイェー♪

※ちなみにネックはこの時とは別件でGPメッキのご依頼を頂き先に施工をしておりました。

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サムレストも純正部品のように収まっております。
作り直したHighDキイとの2ショット。
いい操作性でした(´▽`*)

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キイガードは施主様の方で音的な意味でなのか、外されておりました。
最初楽器が来たときに、パーツが無くて焦りました(;´Д`A
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この仕上げ、まさに重厚の極み!!音も限界点がものすごく高く、現代クラシックに求められる遠達性のある響きを体現できるものと相成りました。

これでいて、作業工賃はGP系のメッキよりずいぶん安いです。
たぶんGPのメッキ修理の3/4くらいの価格で出来るんでないでしょうか?

ご要望によっては、他メーカーの楽器でも上記のようなコパープレート+ラッカーの仕様の楽器は作れます。

コパープレートはメッキ自体の膜厚もしっかりして音響的な効果も高いですし、もちろんご希望があれば、その上にシルバー、GP、PGPなんかも施工出来ます。

どうぞ仕上げの選択肢のひとつとして、皆様の記憶の片隅に、この記事のことが記憶に残って頂ければ幸いです。(o^―^o)





この施主様の活躍で、災害復興をする中で疲れた人々の気持ちを癒すための活動の一助として、この楽器が役立ってくれていればいいなぁ、、などと思いながら記事を書いておりました。

これからの活躍が広島にとって大事な役割になる方だと思います。

自分が言うのもおこがましいと知りつつも、頑張って下さいと敢えて申し上げたいと思います。




そんなことで今回はキイメッキオーバーホールの記事をお送りしました。
毎回言ってることですが、もう少し早いタイミングで記事をアップできるように善処致します。


ではまた(^^)/~~~


ソプラノサックス ピンクゴールド大作戦 イェ──ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ──ィ

季節もいつの間にか秋になり、大分日中も肌寒くなっております。
そして、当方のブログの更新もだいぶ遅れて来ております。。゚(PД`q。)゚。
この仕事も夏のお仕事でした。。。。

さて、今回はソプラノサックスのピンクゴールド化という、大仕事を頂きました。
お客様は、遠く広島県からのご依頼です。懇意にして頂いている広島のサックス講師の先生からのご紹介でした。
わざわざ遠くの、しかもお会いしたこともない修理屋を信じて、こうして高額な修理のご依頼を頂けたこと、大変有難く思いました。

楽器はヤナギサワのS-992。
まだ買って間もないものとのことで、きれいな状態ですが、どうしてもピンクにしたかったとのことで、ご依頼を頂きました。
まずは全体分解して、タンポ・バネを全て外し、キイの指貝も取り外します。
指貝はカシメによってつけられているので、全て貝を割って取るために、こちらも新品に交換です。

まずは素っ裸にして、ラッカーを全て剥離します。
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そして、キイの1個1個、細かいパーツに至るまで、全てバフにて磨きを入れていきます。
この下地作りがとても大事な作業になります。
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もちろん管体もバフで磨き上げていきます。
この段階で音孔のフラット加工処理をしているのですが、音孔周りは手磨きで仕上げていきます。
サックス管体は全体としては手磨きで仕上げていくところが多いです。

作業は、ひたすら地味です(。-`ω´-)ンー
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そんで、メッキに旅立っていたものが帰って参りました。
美しい、、(*゚∀゚)=3ハァハァ

この梱包を開けてキイを並べているのが、たまらなくイイんです。(´▽`*)
このメッキ戻りのものを見るのは、何回経験しても新鮮な感動がありますね。

ディズニーランドに何回も行ってミッキーに会ってくる人って、こんな感じなんでしょうか?
もしそうだとすれば、自分のお仕事で、毎回こんな感動を得られる自分は、とてつもなく幸せ者だと思います(^▽^*)
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さあ、組み立てです。
修理で仕上げていくわけなんで、新品よりも調整のクオリティははるかに向上していなければいけませんね(´▽`*)
一つ一つ丁寧に組み込み、タンポを無理なく合わせて、キイコルクも丁寧にカット・・・・
当たり前を積み重ねることが良い仕上がりを作る上でとても重要なことになります。
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ということで仕上がりました。
もう四の五の言いませんので、写真をご覧くださいm(_ _)m
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仕上がりの後、頼んで良かったとのお喜びのメールを頂戴し、仕事冥利につきるな、と感じておりました。

このように県外からの修理も多数受け付けております。
ご依頼のご希望はメール・お電話・フェイスブックのメッセージなどで受け付けております。

また、トランペットなども年に数回メッキ依頼が来るのですが、実は大きな声では言えませんが、新品の楽器をGPにしたい場合などは、買ってそのまま当方に預けて頂ければ、最初からGPの新品の楽器を買うより、はるかにお安く上がります。(´▽`*)
もちろん当方で買っていただいて、その足でGPにするというのが、最も効率が良いですが(^▽^*)
この際おそらくメーカー保証は無くなるでしょうが、その分保証修理が発生するような修正個所は全て修正するので、安心といえば安心です。

サックスでも同じようなことが言えると思います。
自分だけのオリジナル仕様の楽器が欲しいという方、その願いにKlangは出来るだけお答えしたいと思います。

ご依頼お待ちしておりますm(_ _)m

ではまた(^^)/~~~

管体GP大作戦  あなたは黄色のGP? それともピンクのGP??

とうとう来ました、アルトサックスGP依頼。
しかも2本もΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ!!

もちろん持ち主の方は、それぞれ別の方ですが、同時期にこうして似た内容の修理が来るというのも不思議な縁なので、今回の記事は色の比較も合わせて2本の修理を1本の記事にまとめました。

今回は写真も多いです。
記事も長いかもしれませんが、最後までお付き合いください。

さて、一発目はセルマー80Ⅱアルト。
ジュビリーという名前になって、すぐくらいに購入された楽器ですが、それでももう10年近くが経過し、ラッカー塗装がヘタってきたり、指が触れている部分のキイ(左手Highサイド)やOctレバーなどが金属が溶けだしている状態で、何とかしたいとのご要望。
ネックは当方を知る前に、他店でGP施工済み。タンポなどに関しては、もう少し持たせたいので、オーバーホールまではしなくていい。とのお話なので、今回は管体全面とキイガード、そして痛みの激しいHighキイとOctレバーを加工し、GPを施工という運びになりました。

まずは分解。
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10年近く使えば、このくらいにはなりますね(´゚∀゚`;)
キイの写真を撮るのを忘れておりました_| ̄|○
状態は金属が溶けだしてボロボロになっておりました。ご想像下さい。

ということで、管体の針バネ全て外して、まずはラッカーを余すことなく剥離します。
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剥離が完了したら、一つ一つの部品を手磨き&機械磨きで仕上げていきます。
この作業がメッキ前の下地を作る上で、とても重要な作業になります。
時間をかけ、いろんな角度から管体を見直して、キズ・磨きムラなどをチェックします。
特にこの作業は地味です(*´-д-)フゥ-3
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んで、メッキから戻ってきた管体の姿が、こうです。゚(d゚ω゚d)オゥイェー♪
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キイの写真が、光の加減で違う色に見えてしまいます。
写真て難しいです_| ̄|○
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そんなこんなで、針バネ入れて・・・・
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キイを組み直して、各部の調整、必要な部分のタンポ交換などをして、完成です。
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Highキイの面も、キレイなツルツルお肌に生まれ変わりました!

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セルマーはジュビリーになってからラッカーの色合いが従来のクリアよりもダークになって、GPの色合いに結構近い色になりました。
こうして組んでみても、写真で見る限りは、意外と違和感なく仕上がりました。
次回のオーバーホールの際は、キイのGPも是非お勧めします。
ご依頼お待ちしておりますm(_ _)m



さあ、次は県南のお得意様の楽器です。
機種はセルマーSerieⅢアルト スターリングシルバーです。
こちらのお客様のご要望は管体とネックまでをピンクゴールドに仕上げてほしいとのご要望。
キイに関してもまだオーバーホールはやらないとのことだったので、そのままにして仕上げるという仕事です。

こんな高級品にさらに贅沢にピンクを纏わせるなんて・・・
オジサン仕事をしていて、ドキドキしてしまいます(〃▽〃)
こちらもラッカー剥離して磨き直しです。
このまま渡したいくらいキレイです。
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そうそう、この修理をする際に、ヘコミ直しをした後の修理痕を修正して欲しいとの要望もありました。
磨きと加工で、何事もなかったかのように仕上げ直せるので、この修理は良い機会でした。


そして、メッキから帰ってきた姿が、こうです。
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う、、美しい・・(*´д`*)ハァハァ・・
しばらく見ておりました。なんとも言えない妖しげなオーラまで感じられます。

さあ、気を取り直して楽器の組み直しです。
針バネ入れて、、、
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キイ組んで調整して、コルクつけてetc・・・・完成です(*'∀'人)ワォ☆
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キイが黄色で、管体がピンクで。コントラストが良い感じです。
ク○ンポンのセン○゛みたーい!!と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こちらのお客様にも、オーバーホールの際にキイの方の施工もおすすめしました。
但しこちらのお客様は、キイを何色にされるか、その時にまたご相談があるかと思われます。(´▽`*)

このような修理に関しては、納期的には約1か月くらいかかりますが、フルオーバーホールをしない分、納期と予算的には有利で、なおかつ管体にGPを施すことで、GPの楽器の感触を感じることが出来るようになります。
もちろんキイまで仕上げた方が音の感触・見た目のインパクトは大きいですが、こうして管体のみに施すという選択肢もあります。

是非ご興味を持たれた方は、こちらから、お電話、またはメールにてお問い合わせください。
フェイスブックをされている方は、当方のフェイスブックページにメッセージを頂いても結構です。

次回はまた違ったネタでお届けしようと思います。

長文お付き合いいただき、ありがとうございます。m(_ _)m

ではまた(^^)/~~~

ソプラノサックス ゴールドプレート改造計画 写真多め(´▽`*) 

ブログ読者の皆様、あけまして☆★おめでとぅ♪(祝'3`d)★☆ございます。

というにはあまりに時間がたってしまいましたが。。。(;´・ω・)

さて、新春1発目の記事は、正月らしくおめでたい、金ピカの楽器を載せてみようと思います。
そう、ラッカーの楽器をゴールドプレートにリメイクするという内容です(^ω^)

楽器はセルマーのソプラノサックスSerieⅢ。
SerieⅢが発売されて間もなく買われた、年代的には20年程経過したものです。
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さすが20年近く一生懸命使われた楽器です。
指の当たる部分を中心に、ラッカー剥がれや、金属の摩耗などが発生しています。
こんな感じの荒れた面ですが、どのように綺麗に変化していくか、ご覧ください。


まずは分解です。
ネジ類全て、セルマーのガタ修正(?)機構のパーツも全て外して洗浄します。
今回メッキ作業になるので、指貝も全部外します。
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そしてラッカー剥離です。
管体もキイも、キレイサッパリはがします。
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各部品1個1個、全て磨きをかけていきます。
キズや面荒れがあるところは、磨き前に修正したうえで、磨きます。

順番で行くと、面加工・キズ修正⇒下磨き⇒仕上げ磨き⇒ここで不良個所がまた新たに見えた場合は最初に戻る

といった感じです。
ひたすら地味です。
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管体は事前に細かいヘコ修正や、キズ修正もして、磨きをかけていきます。
単体はキイポストまわりなど、バフが届かない場所が多いので、一つ一つを手磨きで仕上げます。

これまた地味な作業です。(*´-д-)フゥ-3

これでメッキに出します。メッキ戻りまで、しばらく時間が経ちました。

そして


いよいよ


メッキが戻ってきました!!



キタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!

美しい。。。(*´д`*)ハァハァ・・
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あとは普通のオーバーホール作業です。
バネ入れて、コルク貼って、フェルト貼って、タンポ入れて、調整して、、、

内容としては、以前の記事とカブってしまうので、敢えてここでは特別取り上げることはしませんが、
ちゃんとした開きをとること、キイの重さのバランスをちゃんととること、タンポ合わせたときに、隙間ができないこと、
その他いろいろありますが、楽器として普通の状態を作っていきます。←\_( ゚ロ゚)ここ重要
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そんで、新しい指貝入れて完成です!
ここからは、コーヒーでも飲みながら、じっくり写真を眺めて下さい。どうぞ( *´▽`)_旦~
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いかがですか(o'ω'o)?
新品と言われても遜色のない感じに仕上がりました。
見た目もそうですが、なんといっても音です!
ゴールドプレートにすることでハリのある、粘り強い音になりました。
楽器自体も長年吹かれて、管体がこなれてきたところにメッキをかけたのも、功を奏したかもしれません。

仕上がりの連絡を入れたら、お客様はその日の仕事を早々に片づけて、
会社を早退して駆けつけて下さいました(*'∀'人)☆
こういうドキドキ感、いくつになっても持ちたいですよね(´▽`*)

持ち帰られてから、しばらくしてまた来店されましたが、長年思い続けてきたことが叶って良かったと、
大変有難いコメントを頂きました。その感想をいただけて、またしばらく生きていけそうです。

また今後もより一層精進致します。


そんなことで、今回はメッキ改造大作戦をお送りしました。
今回はゴールドプレートで仕上げましたが、ご希望があればピンクゴールドでも仕上げることが可能です。
しかもピンクでも追加料金はありません。

また、こうしたGPメッキは、テナーサックスまでの大きさで出来ることは、確認できております。

長年使った楽器だけど、しっかり手を入れてまた使いたい、
ゴールドの楽器を買いたいけど、値段が現実的じゃない、

などのお悩みをお持ちの方、
その悩み、Klangまで相談して頂ければ解決するかもしれません。

新品GPの半額以下で、新品よりもいい状態にできるかと思います。

もちろん、以前の記事のように、管体だけ別の色にするなどのこともできますので、
気になりましたら、修理担当のヒゲメガネまでご連絡下さいm(_ _)m

それでは、新春一発目の記事でした。

ではまた(^^)/~~~

ソプラノサックスオーバーホール+仕様変更   こんなんできました。

え~、だいぶ更新をサボっておりました。

定期的にこのブログを見て頂いている方はどのくらいいらっしゃるかわかりませんが、当工房にお問い合わせの連絡を頂いたときに『ブログみました~』と言ってご依頼を頂く機会が多いと感じます。

なのにブログの更新はこの体たらく。反省しました。(今だけ(o'ω'o)?)

なので、この修理内容も、もう半年も前の仕事ですが、ネタだけはしっかり押さえていたので、記事に致します。

今後もネタだけはいろいろ溜っているので、徐々に小出しに記事にしていきます。
なので、ブログをご覧いただいている方々、またこまめにチェックしてください。m(_ _)m

さて、今回はセルマーⅢのソプラノオーバーホールです。
今回依頼を頂いた方は、当方が開業間もないころから足しげく通っていただいている、大変有難いお客様です。
普段からジャズにビッグバンドにロックバンドに吹奏楽にアンサンブルと、縦横無尽に活躍されているお方です。
そんなお方の楽器ですので、そろそろタンポなども限界を迎え、いよいよオーバーホールという運びになりました。

しかし、上記のような活躍をされていらっしゃるお方です。
タダのオーバーホールで事を終わらせるようなことは致しません。
全タンポのこの機会を逃さず、「佐藤さん、このソプラノどうしましょうかニヤニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤニヤ」と、、、、
だったら「誰が見てもKさんの楽器とわかる仕様にして、アグレッシブに攻められる強力なウェポンにしましょう」ということになりました。
つーことで、早速分解です。
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さすが長年の汚れもありますね。
今回は管体にいろんなことをするので、バネも全て外します。
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さて、ここで外した部品を見て頂きたいのですが、セルマーの新品の楽器の場合、最初にくっついてくるタンポは裏面にシェラックという接着剤(外したタンポに茶色くついているもの)がほとんどついておりません。
実はタンポの調整において、このシェラックというものが、裏面全体に均等にしっかり回っていないと実質調整はできないようになっております。

なのでこの状態では、タンポそのものの調整は、ほぼかなわないので、キイカップの角度だけで何とかしなければいけない状況となってしまいます。
よく巷で言われる楽器の当たり外れとは、自分としてはほとんど調整によるものだと思っているのですが、タンポがこんな感じである以上、たまたまタンポの当たりが良くなっていたものが、他の物より良く鳴ったという結果で『当たり』となっているように感じられてなりません。
もちろんタンポそのものの変化も、どうしてもこの状態だと大きくなってしまいますので、あとあとの調整の変化も大きくなりがちです。

しっかりと塞がるところが塞がって、キイを閉じるタイミングが合っていて、開きが適正になっていれば、ほぼ例外なくすべての楽器がきちんと鳴ります。
なので、目に見えない部分ですが、このあたりの重要さはお分かりになって頂けたのでないかと思いますが、如何でしょう(o'ω'o)?
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さて、くどくどとメンドクサイことを書きましたが、ここからが今回の修理のハイライトになります。
この楽器の状態を大きく変化させるため、まずは全体のラッカーの剥離からスタートです。
今回は剥離残しがあってはいけないので、業者に依頼してガッツリ剥離してもらいました。
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綺麗にラッカーがはがされました。

そして、これを隅々まで磨き入れて、微細なキズなども修正していきます。
いよいよ磨きあがりました。
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そしてこの本体はメッキ屋さんへと旅立ちます。
そして約10日後
~About 10 days after~


こんな姿に生まれ変わりました。
ご覧ください。
20160217_112226.jpg
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寄った写真ならばお分かり頂けたかとおもいます。
そう、サテンシルバープレートですΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ!!!!
白い輝きが何とも言えずΣd(゚∀゚d)イカス!な感じです!


もうここまでくれば、あとは普通のオーバーホールです。
バネを入れて、タンポを入れて、キイコルクとフェルトを全て付け替えます。
コルクに関しては、クッションになるところ、バランスに関係するところなど、用途に分けて、様々に厚み、材質、形状を変えて採用しております。

途中経過はこれと言って目新しい作業は無いので、バッサリ割愛して、もう結果を見て頂きたいと思います。
ということで、完成です。
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今回は予算の関係もあり、キイはもともとのラッカーのままです。
ネックも様々な仕様にして所有されているので、ネックの方も今お持ちのままにしております。(アブノーマルな仕様ですが)

今後徐々にキイの方も部分部分で仕上げていこうか、なんて話も致しております。その時にはどんな仕様になるやら、、、

しかしサテンの管体にラッカーのツートンが映えます。
何ともカッコイイじゃありませんか(・∀・)ウン!!
音もサテンの仕様らしく、立ち上がりの良い、キモチ良いサウンドを出してくれます。

当方ではこのようにサックスの管体、また今回はしておりませんが、キイについてもメッキなどの変更や、ラッカーの再施工なども承っております。
また、キイと管体のメッキの仕様を変えるなんてことも出来ますので、世界に1本しかない、あなただけのオリジナルサックスを作ることもできます。

カタログに無いオリジナルの楽器を作ることは、さらなる愛着をもたらしてくれると思います。
楽器に新たな息吹を与えたいとお考えの方は、是非当工房までご相談下さい。
ご希望に沿えるよう、一生懸命頑張りますィョッシャ━( p`д´)q━!!

ではまた(^^)/~~~

少し前の仕事

気が付けば1月もさっさと終わり、2月も中盤に差し掛かろうとしております。
以前よりパソコンにゆっくりと向かえなくなっている気がするこの頃ですが、今日こそ記事の更新をと頑張っております。

この作業は、去年の11月くらいの仕事でした。
今頃記事にするくらい更新がデタラメなのはお許しください。

今回の依頼の楽器は東京都内在住の方の所有で、セルマーのバランスアクション。
しかも2台です!製造番号は2XXXXで、手元の資料によると1930年代の製造ということで、なんと戦前の楽器となりますΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ!!

同じ持ち主の方が、製作年の近いものを2つ所有しており、1つは全体のオーバーホールと薄くなった管体の当て金、及びサムレストの製作という内容。
もう一つは、オリジナルには付いている(下の写真赤丸部分参照)キイの開き止めのアジャスターが、付け根の部品からごっそり無くなってしまっているのを作ってほしいとの依頼でした。
DSC_0011 部品
このアジャスターが無くなっている楽器は、都内の修理屋さんでオーバーホールをされたものだそうですが、ここの部品の製作は調整上問題ないからいいでしょ?との話だったので1度は諦めたそうなのですが、やはり、もともとあったものが無いというのも、何とも寂しい感じだし、せっかくある稀有な調整機構なんだから、生かしたいとのことで、ネットを探ったら当方で何とかなるのでないかとお感じになり、依頼を頂きました。

もちろんやったことのない作業ですが、やったことのない作業はやったらできる作業になる。(・∀・)ウン!!
そういう仕事は大好きなので、お引き受けいたしました。

ということで、アジャスターの部品を取り付ける台座の製作です。
IMG_0012 (800x600)

これをネジ切して、寸法を合わせて、無くなっているキイポストに溶接します。
これでまずは台座の完成です。
IMG_0010 (800x600)
IMG_0011 (800x600)

次はアジャスターの製作です。
こちらはアジャスト部とロック部の二つで出来ているので、そこを寸法通りに作ります。
回しやすくローレットも入れていきます。
IMG_0013 (800x600)

そして旋盤で棒にネジ切をして、棒と部品を溶接して仕上げます。
IMG_0014 (800x600)

これで組み合わせて、アジャスター完成です。
左がオリジナル、右が当工房製の新アジャスターです。
見た目は少し違いますが、寸法は一緒です。
IMG_0015 (800x600)

部品を組んで、バランスの調整もし直して完成です。
完全にもともとの機能を取り戻しました。
IMG_0016 (800x600)
IMG_0017 (800x600)
しかし便利な機構です。これ以降の楽器でこのシステムが無いのは、何とももったいない感じがします。
セルマーさん、この楽器の復刻しませんか? d(-∀-。)ネッ!





あとは、もう1本の楽器はオーバーホールで、ヘコ修正やハンダバラバラの修正、全部のタンポのメタル化などです。
作業中の写真は撮ってなかったので結果報告です。(;´・ω・`)ゞごめんなさい。
DSC_0006-1.jpg

このオーバーホールの際に、サムフック横の親指が当たる部分の穴あき防止にプレートの追加をしました。
これでまた長い年数の使用にも耐えてくれます。
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また依頼者の方が、もともとのサムレストは形状が小さくて使いにくいので、大きくした方が使いやすいとの依頼もあったので、
サムレストの位置を調整し、この楽器用に黒檀でサムレストを作りました。
これで現代の楽器のような使いやすさも得られ、また木製レストならではの、やや落ち着いたトーンになりました。
DSC_0009.jpg


今回の2本、大変貴重な楽器であることと、初めての作業が満載の、とても修理屋冥利に尽きる、思い出深い修理となりました。
また、このような場末の修理屋に都内からわざわざご依頼を頂きましたお客様に、ただただ深くお礼を申し上げる次第です。
ありがとうございますm(_ _)m これからも精進致します。 ィョッシャ━( p`д´)q━!!


当工房はこれからもお客様のご期待に応えられるよう、修練と研究を重ねて参ります。
これからも、できないことはできないけど、できることは全力でやる(なんだそりゃ?)工房を目指して参ります。

皆様からのご依頼、お待ちしております。m(_ _)m


ではまた。(^^)/~~~



アルトサックスオーバーホール ~ヤマハ82Zを強化せよ~

今回のネタは、結構前にやった仕事ですが、いろいろやっていたので、内容として面白いかもしれません。
宜しければ、最後までお付き合いくださいm(_ _)m

この楽器はヤマハの82Z。発売以来好評の楽器で、全国的にも大変流通量の多い楽器です。
御依頼の方は学生の時にバリバリ吹奏楽・マーチングで使用されていて、しかもほとんど修理らしい修理をしたことが無かったとのことでした。
なんせ使われ方がハードなため、消耗部品の劣化がかなり激しく、今回オーバーホールという運びとなりました。

折角なんで、オーバーホールの追加オーダーで、
① タンポをプラ反射板から、メタル反射板に変更
② ベル~本体継ぎ目のハンダ付け
③ ネックのヘコ修正をして、プラチナプレート仕様に変更
を頂きました。

オリジナリティあふれる仕様になります。
それでは作業をご紹介いたします。


まずは分解です。
ここで修正が必要な個所などが、発見されることもあります。
20150120_113332.jpg

ネジ類も全て外してクリーニングします。
真っ黒なネジも、キレイサッパリ、リフレッシュです。古い油を落とすことは、
車のエンジンオイルのフラッシングみたいなものです。\_( ゚ロ゚)ここ重要!
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さて、ベル接合部ですが、、、、
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パカッと外すと、接着剤がコッテリとついています。
漏れが無ければそれでもいいのですが、ハンダで接合することで、振動のロスが無くなり、確実に楽器の響きが底上げされます。
後程ここはハンダで修正します。


次はタンポを外して、キイの洗浄と管体の洗浄です。
後程メタルの反射板のタンポをインストールしていきます。
20150120_152708.jpg

接着剤を取って、ハンダでベルの継ぎ目を接合しました。
これで漏れが無くなって音のつながりが大幅に向上します。
20150120_181155.jpg

後はタンポを組んでバランス調整をしていきます。
さて、バランス調整ということを聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、何をするかというと、

1・タンポの隙間が無くなるように調整
2・連動しているキイの、タンポを閉じるタイミングが同時になるよう調整
3・キイの開き具合が適正になるように調整

大雑把にいうとこんなことをすることを指します。
実際はもっと細かいこともたくさんしていますが、こんな感じと思って下さい。

光を入れて、タンポの隙間を確認し、
20150124_144554.jpg
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軽く閉じたときに、音孔全面にタンポが密着しているのを確認します。
これを全てのタンポで何度も確認します。

こんな作業と並行しながら、ネックのヘコ修正と表面の傷修正をして、メッキをオーダー通りにプラチナにしました。
当工房ではとても人気のあるプラチナメッキですが、とても音響的な効果が大きく、今まで何本も施工させてもらっています。
20150130_172148.jpg

完成した姿です。
色のコントラストも良いですね。 Σd(゚∀゚d)イカス!
20150130_172354.jpg
タンポの仕様も変更され、別物のようなパワフルな響きの楽器になりました。
こうした修理だったのでかなり高額なものになりましたが、こうした大仕事をお任せいただけたことに、
ただただ♪感謝☆(人゚∀゚*)☆感謝♪です。

また、記事を作っていきますので、是非ご覧ください。
また、自分の楽器をこんな風にしたいなどの希望をお持ちの方、是非お問い合わせください。

では、 ヾ(o'д'o)マ!!ヾ(o'ω'o)タ!!ヾ(o'∀'o)ネ!!

テナーサックスオーバーホール ~カドソン編~

久々の更新です。
いつもご覧いただいていらっしゃる方々におかれましては、この更新の遅さにいつもお付き合いを頂き、ありがとうございます。♪感謝☆(人゚∀゚*)☆感謝♪

今回は台湾製ジャパンチューンの先駆けの楽器、カドソンのオーバーホールをお届け致します。
カドソンは10数年前から国内で発売された、ブランドとしては後発のサックスブランドですが、国内のプロミュージシャン、とりわけジャズ、スタジオ系ミュージシャンの方々が、その性能の高さを見抜き、プロの間で先に知名度が上がり、その後一般のプレーヤーに浸透しはじめたという経過をたどって、現在に至っています。

その中でも、カドソンの知名度を上げるきっかけになったモデルが、今回修理依頼を受けたT-902AS・アンティークサテン仕上げのモデルです。独特の風合いを持った管体の仕上げにより、なんとも言われないシブいトーンを奏でる一品です。
今回の修理品は、まだ発売されてから間もないころのもので、現在の仕様と異なる部分もありました。そのため、そうしたところを修正しながら、各部調整を見直してまいります。

まずは分解から。
20141211_112852.jpg
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タンポは経年の使用により、だいぶくたびれておりました。いいタイミングで修理に出して頂きました。
キイシャフトやピボットスクリューなども外して細かなところも全てクリーニングします。
キイコルクとタンポも全て外していきます。


さて、ここからは音孔の修正に入っていきます。
カドソンの902シリーズの特徴に、この音孔の立ち上げ部分のカーリング(フルートでいうところのドローントーンホール)があります。
この頃はまだ音孔の上面加工をしておらず、音孔の歪みが少々残っている状況でした。音孔から光が漏れているのがわかると思います。
まずはこの音孔の歪みを修正・加工して、すべての音孔をフラットにしていきます。
20141213_105508.jpg

下の写真が修正後の写真です。ピッタリと漏れがないのがお分かり頂けるかと思います。
ちなみに現在のカドソンではこの加工は全てのカドソンサックスに施工されております。
20141213_115653.jpg


ベルも分解して、主列部分との繋ぎ目をクリーニングします。
20141213_115528.jpg
ここは後程、繋ぎ目をハンダで接合します。そうすることで、モレなく振動が伝達しやすくなり、ベルが格段に振動しやすくなります。

この後は、管体・キイともに洗剤で洗浄していきます。汚れ・サビ・ホコリなど、きれいさっぱり落とします。
これにより、修理後のさわやかさが格別になります。

20141211_164505.jpg
上の写真は、音孔の大きさに合わせて、タンポのレゾネーター(反射板)の大きさをセッティングしているところです。
当工房では、タンポと反射板を、音孔の大きさに対して最適なものに合わせて組んでいきます。そうすることで、調整の効率や、サウンドの面で大きな効果をもたらします。

今回の修理では、ドーム型のレゾネーターを採用しましたが、他にもセンターリベットタイプとプラスチックのものを、当方では用意してあります。

20141219_155709.jpg
タンポを組んで右手主列を調整しました。
ちなみに4つ並んでいるタンポのうち、真ん中2つのタンポは、同じ大きさのタンポです。しかし音孔の大きさが違うため、使う反射板の大きさを変えるのが望ましいのです。先の説明において、反射板を組んで合わせていく必要性は、こうしたことがあるためです。
全ての音孔に対して、最適な大きさの反射板をセレクトしてあります。一見効率が悪そうですが、自分的には高効率なのです(・∀・)


最後に全てタンポとバランスの調整をして、Buzz のネジセットを組んで完了です。
これはサックス用のアフターパーツとして発売されており、各メーカー用に作られております。
それぞれの種類・その効果などについてはメーカーサイトをご覧いただくと、詳しく説明されております。
http://www.nakajimagakki.jp/buzz.html

これで振動のロスが、より軽減され、強力な戦闘能力を得られました。
20141219_155813.jpg
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上の写真でなかなか目立たないですが、キイフェルトはオリジナルの緑色から黒に変更しております。
オーバーホール時はお好みに合わせて、キイフェルトの色を、赤・黒・緑・青の中から選んで頂くことが可能です。

そんなこんなで、オーバーホールは完了致しまして、お客様にもお喜び頂けました。
修理を受け取られたお客様から、感謝のお言葉を頂いたり、また別のお客様をご紹介頂いたりと大変有難い連鎖により、当工房は支えられております。
またこれからも精進致します。

また、他にもご紹介したいアルトサックス修理のオーバーホールがあるのですが、それはまた後々に記事の内容をまとめたら、こちらでお知らせいたします。

また思い出されたら、こちらのブログにアクセスして下さい。

また、ご意見をこちらのコメントに頂くのは大いに結構で有難いのですが、質問について(修理依頼のご希望、価格などについて)は個別に対応したいので、当方にメールtomo09010667095@yahoo.co.jpか、お電話=018-839-4232でお問い合わせくださいますようお願いいたします。

ではまた(´Д`)o尸

サックスネック延長大作戦

またまた更新をサボっておりました。
気が付いたら、この作業をしていたのは8月なのに、アップしているのは10月、背中にストーブを背負いながらの書き込みという事態になっております・・・・・
ネタはあるんですが、、、、もう少し更新を頑張ります。゚(PД`q。)゚。

さて、今回はアルトサックスのネックの修正です。
ご依頼のお客様は、クランポンのS1を長年使われてきたのですが、どうしてもピッチが高くてコントロールしきれないので、ネックを1センチほど長くできないか(*゚Д゚) ?との依頼を頂きました。

ネックを長くするといっても、引っ張って伸ばすわけにもいかないので、継管を製作して、ハンダ付けして、延長する作戦をとりました。
その他に、キイの部分メッキとネックのゴールドプレートも一緒に依頼があったので、そちらも同時に作業を進めます。

まずは、ラッカーの剥離からスタートです。


そして、機械を使って、真鍮棒を正確に削っていきます。
特にネック先端に差し込む部分と、外径の部分で段差ができないように精度よく作ることが大事になってきます。
20140819_195215.jpg

こんな感じに仕上がりました。
差し込んでみたら、寸法通りピッタリです。これで部品はハンダ付けします。
20140819_202645.jpg
20140819_202703.jpg
20140819_202734.jpg

あとは、キイやネックを磨いてメッキに出荷です。
キイはこの時にキズや表面の荒れなどを修正します。
20140828_091022.jpg

そして、メッキが帰ってきました。
ネックもいい感じに部品と一体化しています。
あとはタンポ、キイコルクなどを取り付けていって、組み込み・調整をして完成です。
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highキイとOctキイのメッキ上がりの写真です。実物はもう少し色の違いが感じられます。
テッカテカの仕上がりです。
20140903_173208.jpg

右手キイ裏のキイガードです。
ちなみに、さっきのキイと、このキイガードは、ゴールドプレートの下地にニッケルメッキを仕込んで、耐久性を上げています。
20140903_173234.jpg

ネックの完成写真です。
キズも取れて新品同様になりました。
20140903_173140.jpg
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この修正で特に中音域でのピッチの安定感が増しました。マウスピースの入りしろも、いいところになりました。

こうした修正は、吹き手の方との入念な確認が必要となりますので、遠方の方でもご来店をお願いすることになります。
いわゆる改造の部類に入る修理なので、こうした類の修理・調整をご希望の方は、是非ご予約の上ご来店をお願い致します。
プロフィール

klangbrass

Author:klangbrass
管楽器修理工房Klangへようこそ!
当方は秋田県秋田市で管楽器修理工房をしております。
難しいと思われていたキイの再生などが得意です。
金管・木管問わず修理を受け付けていますのでご連絡ください。
打楽器修理(ティンパニ修理等)も致しております。

HPアドレスhttps://www.klangbrass.net
下記のリンクの欄からご覧ください。
工房の場所や情報、また中古楽器情報も掲載しています。

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