バラバラ分解修理 & 管体洗浄
時折ふらっと当工房に修理を持ち込まれるお客さんがいらっしゃるのですが、今回いらしたのは約10年ぶりに再会した、旧知の友人でした。
わざわざ横手市(60Km位離れている)から地図をたよりに来てくれました。
こうしたお客さんはとてもありがたく、ついつい昔話に花が咲きました。
ところで楽器の症状なのですが、ハンダの剥がれが数か所あったところを長年ほっておいたら、どんどんハンダ剥がれが連鎖してきて、持っているだけでグラグラ、管が外れて息もスカスカになってしまったそうです。
もともと¥100万くらいする高級品だったので、しっかりここで一発修理をして、吹奏楽コンクールの本番に臨みたいとのご希望でした。
それなので今回は、
・ブラブラの箇所を徹底分解して、綺麗にハンダ修正する
・ロータリーの動きも修正する
・管の内面も徹底洗浄する
という内容で、修理をお受けいたしました。

まずはハンダ剥がれの箇所のクリーニングをするために、患部の最深部まで分解するのですが、ほんの数か所ハンダを分解しただけで、ここまでバラバラになりました↑
これでは演奏自体がかなり困難だったことがうかがえます。まずは剥がれていた部分の古いハンダを徹底除去します。
そのついでに、ロータリーも分解して調整の下準備をするのですが、長年の汚れ・サビがびっしりとついていました。これもしっかりと洗浄して、汚れとサビを落としていきます。

さて、分解してわかったことですが、パイプ同士の連結の台座がこのようにぱっくりと割れていました。
さすがにこうなってしまうと、ここのパーツはもう使えないので、台座を作り直すことにしました。

元の台座の形に金属板を切って、パイプの形状に合わせて成形し、ストレスなく組み直せるように台座同士をいい角度で固定し、銀で溶接します。これで台座の強度が確保できました。

管体に作ったパーツを組んで、台座とパイプをハンダで接合します。
もともとのパーツと比べても違いが分からなくなりました。
なにより、これなら持ってもブラブラしません(´ー`)

そんなこんなで、一通り組み直しました。ここでロータリーを調整して管体の洗浄をします。内面の汚れも薬品洗いで゚+。(о'∀')bスッキリ!です。

ロータリーのバンパーゴムも全て新調しました。これを見ると細かい部分のホコリや油汚れも取れて、とても綺麗になったことがよく解ります。

ここの”くの字”のパイプが外れていたために、息がダダ漏れしていました。ここを修正することが、バラバラにした一番大きな目的です。
しっかりとハンダ接合して、もう漏れません(d゚ω゚d)

これで完成です。ロータリーも静かで軽やかです。

ハンダ剥がれは初期のうちに対処をすれば、被害の拡散を防ぐことができます。
また、あまり知られていないことですが、ハンダが外れると管体の響きが落ちます。
管楽器というものは、発音した際に管全体が振動するのですが、ハンダが取れたところは振動がうまく伝わらなかったっり、振動の伝達がそこで途切れたりしてしまいます。
ホルンはハンダ接合部が多いので、こうした影響は他の楽器以上に顕著に表れます。
ぜひ一か所だけだからと我慢をせずに、早めの対処をお勧め致します。
わざわざ横手市(60Km位離れている)から地図をたよりに来てくれました。
こうしたお客さんはとてもありがたく、ついつい昔話に花が咲きました。
ところで楽器の症状なのですが、ハンダの剥がれが数か所あったところを長年ほっておいたら、どんどんハンダ剥がれが連鎖してきて、持っているだけでグラグラ、管が外れて息もスカスカになってしまったそうです。
もともと¥100万くらいする高級品だったので、しっかりここで一発修理をして、吹奏楽コンクールの本番に臨みたいとのご希望でした。
それなので今回は、
・ブラブラの箇所を徹底分解して、綺麗にハンダ修正する
・ロータリーの動きも修正する
・管の内面も徹底洗浄する
という内容で、修理をお受けいたしました。

まずはハンダ剥がれの箇所のクリーニングをするために、患部の最深部まで分解するのですが、ほんの数か所ハンダを分解しただけで、ここまでバラバラになりました↑
これでは演奏自体がかなり困難だったことがうかがえます。まずは剥がれていた部分の古いハンダを徹底除去します。
そのついでに、ロータリーも分解して調整の下準備をするのですが、長年の汚れ・サビがびっしりとついていました。これもしっかりと洗浄して、汚れとサビを落としていきます。

さて、分解してわかったことですが、パイプ同士の連結の台座がこのようにぱっくりと割れていました。
さすがにこうなってしまうと、ここのパーツはもう使えないので、台座を作り直すことにしました。

元の台座の形に金属板を切って、パイプの形状に合わせて成形し、ストレスなく組み直せるように台座同士をいい角度で固定し、銀で溶接します。これで台座の強度が確保できました。

管体に作ったパーツを組んで、台座とパイプをハンダで接合します。
もともとのパーツと比べても違いが分からなくなりました。
なにより、これなら持ってもブラブラしません(´ー`)

そんなこんなで、一通り組み直しました。ここでロータリーを調整して管体の洗浄をします。内面の汚れも薬品洗いで゚+。(о'∀')bスッキリ!です。

ロータリーのバンパーゴムも全て新調しました。これを見ると細かい部分のホコリや油汚れも取れて、とても綺麗になったことがよく解ります。

ここの”くの字”のパイプが外れていたために、息がダダ漏れしていました。ここを修正することが、バラバラにした一番大きな目的です。
しっかりとハンダ接合して、もう漏れません(d゚ω゚d)

これで完成です。ロータリーも静かで軽やかです。

ハンダ剥がれは初期のうちに対処をすれば、被害の拡散を防ぐことができます。
また、あまり知られていないことですが、ハンダが外れると管体の響きが落ちます。
管楽器というものは、発音した際に管全体が振動するのですが、ハンダが取れたところは振動がうまく伝わらなかったっり、振動の伝達がそこで途切れたりしてしまいます。
ホルンはハンダ接合部が多いので、こうした影響は他の楽器以上に顕著に表れます。
ぜひ一か所だけだからと我慢をせずに、早めの対処をお勧め致します。
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