フルート再生計画 総銀っていいな ムラマツAD編
もう半年も前の出来事ですが、今頃記事にしております(;´・ω・)
とある当工房お得意様の、学校備品の楽器です。
ご覧の通り至る所真っ黒で、タンポもビリビリ。
鳴りも悪くてどうしようかということで、ここは一発楽器買ったつもりでフルオーバーホールしましょうということに相成りました。
ということで、サクッと分解です。



分解した姿はなかなか見ることがないと思います。
ムラマツのフルートはここ10数年くらいタンポの仕様を変えてから、このようなワッシャーをカップ内に仕込んでおります。
うちではレンコンと呼んでます(´▽`*)
んで、外したタンポがこちら。
タンポ内にメタルのワッシャーなどを仕込んでいて、そのほかにもタンポの面をフラットにするような作り方をしています。

分解が全て終わりました。
ピンを外してキイを分解すると、そこには金色のシャフトが!
ここは材質はなんなのか不明ですが、とても剛性が高いです。

では、キイも管体も磨きをかけていきます。
ムラマツの総銀はメッキなどはかかっていないです。
なので、磨くことで、下地のキズや黒ずみなどは、綺麗に新品同様に復活します。
ここが総銀フルートの良いところで、キイなども腐食せずに磨き直すだけでとてもいい状態に再生出来ます。


これで磨きあがりました(´▽`*)
綺麗になりましたでしょ(o'ω'o)?
ツルツルのゆでたまごみたいです。

ネジやワッシャーも磨きます。
こういうところが綺麗になると印象が大きく変わります。
そして新しいタンポを入れていくのですが、このムラマツのタンポは通常入手が難しく、修理工房さんや楽器店などでタンポ交換を断られたユーザーさんなどは多いかと思われます。
当方ではムラマツ純正タンポがご用意出来ますので、このように普通に修理が可能です。

ということで管体に保護テープを張って、タンポ調整をしていきます。
新品を生産している現場のような、通常の修理とまた違った緊張感があります。
磨いたところを組んでいく際は、手術用のようなゴム手袋などを使用して組んで行ったりします。(指紋防止)

さあ、組みあがりです。
ものすごくタッチが気持ち(・∀・)イイ!!です。


テープはがして、各部の最終確認です。
なかなか良い感じの仕上がりになりました。
そのまま店頭に並べて新品としておいても、疑われることは無いでしょう。
とても最初の写真の楽器だったとは思えないくらいリフォームされました。



写真ではなかなか伝えきれないところもありますが、やはり実物は写真より数段キレイです。
そんなことで仕上がって、学校さんに納品しました。
顧問の先生は「新品買ってないのに新品の楽器がキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」と喜ばれておりました。
ここの顧問の先生は作曲なども積極的にされている、才能あふれる尊敬すべき先生ですが、
開業間もない、どこの馬の骨ともわからぬ時分からお付き合い頂き、今回はこのような大仕事もお任せ頂きました。
大変有難いことです。゚(PД`q。)゚。
予算の関係もあるでしょうが、学校で1本の楽器に10万を超える金額を掛けるというのは大変かと存じます。
でも、良いものを持っている学校さんなら、絶対に損はしません。このように生かし直すことが、最終的には経費削減につながります。
今回学校の備品だったわけですが、個人の方でもこれに近い状況で、しかもムラマツを所有されていて、そして楽器店から「メーカー修理以外で対応ができません」と断られた方、いらっしゃいませんか?
そのお悩み、Klangだったら解決できるかもしれません。
もちろんムラマツ以外にも各社様々なメーカーの修理を手掛けており、実績も多々ありますので、是非お問い合わせください。
ホームページはこちらからどうぞ(´▽`*)
また次の更新の時にも、皆様に(´・∀・`)ヘーと思っていただけるような記事を書きたいと思っております。
ではまた(^^)/~~~
とある当工房お得意様の、学校備品の楽器です。
ご覧の通り至る所真っ黒で、タンポもビリビリ。
鳴りも悪くてどうしようかということで、ここは一発楽器買ったつもりでフルオーバーホールしましょうということに相成りました。
ということで、サクッと分解です。



分解した姿はなかなか見ることがないと思います。
ムラマツのフルートはここ10数年くらいタンポの仕様を変えてから、このようなワッシャーをカップ内に仕込んでおります。
うちではレンコンと呼んでます(´▽`*)
んで、外したタンポがこちら。
タンポ内にメタルのワッシャーなどを仕込んでいて、そのほかにもタンポの面をフラットにするような作り方をしています。

分解が全て終わりました。
ピンを外してキイを分解すると、そこには金色のシャフトが!
ここは材質はなんなのか不明ですが、とても剛性が高いです。

では、キイも管体も磨きをかけていきます。
ムラマツの総銀はメッキなどはかかっていないです。
なので、磨くことで、下地のキズや黒ずみなどは、綺麗に新品同様に復活します。
ここが総銀フルートの良いところで、キイなども腐食せずに磨き直すだけでとてもいい状態に再生出来ます。


これで磨きあがりました(´▽`*)
綺麗になりましたでしょ(o'ω'o)?
ツルツルのゆでたまごみたいです。

ネジやワッシャーも磨きます。
こういうところが綺麗になると印象が大きく変わります。
そして新しいタンポを入れていくのですが、このムラマツのタンポは通常入手が難しく、修理工房さんや楽器店などでタンポ交換を断られたユーザーさんなどは多いかと思われます。
当方ではムラマツ純正タンポがご用意出来ますので、このように普通に修理が可能です。

ということで管体に保護テープを張って、タンポ調整をしていきます。
新品を生産している現場のような、通常の修理とまた違った緊張感があります。
磨いたところを組んでいく際は、手術用のようなゴム手袋などを使用して組んで行ったりします。(指紋防止)

さあ、組みあがりです。
ものすごくタッチが気持ち(・∀・)イイ!!です。


テープはがして、各部の最終確認です。
なかなか良い感じの仕上がりになりました。
そのまま店頭に並べて新品としておいても、疑われることは無いでしょう。
とても最初の写真の楽器だったとは思えないくらいリフォームされました。



写真ではなかなか伝えきれないところもありますが、やはり実物は写真より数段キレイです。
そんなことで仕上がって、学校さんに納品しました。
顧問の先生は「新品買ってないのに新品の楽器がキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」と喜ばれておりました。
ここの顧問の先生は作曲なども積極的にされている、才能あふれる尊敬すべき先生ですが、
開業間もない、どこの馬の骨ともわからぬ時分からお付き合い頂き、今回はこのような大仕事もお任せ頂きました。
大変有難いことです。゚(PД`q。)゚。
予算の関係もあるでしょうが、学校で1本の楽器に10万を超える金額を掛けるというのは大変かと存じます。
でも、良いものを持っている学校さんなら、絶対に損はしません。このように生かし直すことが、最終的には経費削減につながります。
今回学校の備品だったわけですが、個人の方でもこれに近い状況で、しかもムラマツを所有されていて、そして楽器店から「メーカー修理以外で対応ができません」と断られた方、いらっしゃいませんか?
そのお悩み、Klangだったら解決できるかもしれません。
もちろんムラマツ以外にも各社様々なメーカーの修理を手掛けており、実績も多々ありますので、是非お問い合わせください。
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また次の更新の時にも、皆様に(´・∀・`)ヘーと思っていただけるような記事を書きたいと思っております。
ではまた(^^)/~~~
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